さて、今回から始まりましたリシュルートの旧刊を振り返る “Reshruit : Backnumber edition” のコーナー。今回はリシュルートの第2号にあたる “Reshruit2003” から。早速見て行きましょう。
ところで、リシュルートの最新号の “Reshruit:2023” は天一書房日吉店、Amazonにて好評発売中です。リシュルートでお馴染みの授業評価のみならず、日吉(ひようら)などの日吉情報、学生生活に役立つお出かけ、生活情報が全て完全新作で掲載されています!ぜひ、お買い求めください!
表紙は何と……
今回の表紙はこちら。

木の並びが特徴的ですが、その並び方から慶應義塾大学日吉キャンパス正門前と分かります。写真の奥の建物は現在の日吉記念館になる前の講堂です。かつての日吉を知る人達からは、懐かしい思い出が蘇ってくるのではないでしょうか。
ちなみに、この「人じゃない」表紙の写真はこのリシュルートの22年の歴史では唯一のものです。また、宣伝文句の「日吉開講講義350科目掲載!」の書きぶりから見ても、当時のリシュルートの熱狂ぶりがうかがえます。
第2号から既に洗練されているリシュルートのデザイン


2号目となったリシュルートですが、第1号にあった(今後公開予定)誌面の焦燥感はびっくりするほどなく、かなりインクの使わない洗練されてかつ読みやすい構成になっています。
履修情報欄を間借りした広告、コラム欄も第1号より引き続き掲載されたいました。ただ、広告欄として名を挙げたサークルが少なく、企業系が増加したと言うのが見れます。また、今では当たり前の表紙裏のカラーの1面広告もこの号が始まりのようでした。
こんな広告も

この号は塾生総合研究所が誕生して1年と言う超若年サークル。昔の雑誌やサイトってこんな感じのものだったんですね。
おなじみの名物(?)企画の不在は何故か?
さて、この年ですが、意外なことにミス慶應へのインタビューやひようら情報などの記事情報がありません。どうやら、この時期には “Lish” と呼ばれる雑誌があったそうで、そこに載っていた可能性があります。保管されているかな……?
編集後記?
この号ですが、「編集後記?」なるものがありました。しかし、この話の前半部は意外と面白いです(過去の先輩に何て失礼な!)。
大学生になってから、時の流れの速さを実感することが多くなった。不毛の塾生出版界に彗星のごとく現れた「リシュルート2002」製作チームが昨年5月、解体・再編し「塾生総合研究所」とかいううさんくさい名前のサークルに生まれ変わってはや10ヶ月。三田祭、J-Station立ち上げ、数回のミニコミ誌発行を経て、リシュルート2003製作と言う(中略)作業も佳境に入り、もう花見の心配をする時期になってしまった。
塾生総合研究所 Reshruit:2003
実はこの後の文章は結構真面目な内容でした。要約すると、「大学と言う海のような場所に海図(ビジョン)なんて元からない。何なら自分から描いても良いんじゃないか。リシュルートはこの海における灯台なようなものになれば幸いだ。」と言う内容でした(流石にもう文字を写したくないです…)。
おわりに
今回は塾生総合研究所発足後初のリシュルートであった “Reshuruit:2003” について紹介しました!またこんな企画が出せたらいいな、と思っています。それでは!
お知らせ
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